【かぜと薬について・1】

「かぜ」ってどんな病気?

かぜは「かぜ症候群」とも言われ、鼻からのどまでの空気の通り道(上気道と言います)の炎症で、医学的には「急性上気道炎」です。多くはウィルスが原因で、鼻の症状(鼻水、鼻づまり)、のどの症状(のどの痛み)や発熱のほか、頭痛や全身倦怠感がみられます。炎症がさらに下気道(気管、気管支、肺)にまで及ぶと、咳や痰が出現します。ウィルス性の場合、安静と水分、栄養補給で自然に治りますが、病院ではそれぞれの症状に対するお薬が使われます(対症療法)。

インフルエンザとの違い

インフルエンザは「インフルエンザウィルス」が原因で、急な発熱で発症する感染症です。頭痛や倦怠感、関節の痛みのほか、上気道の症状も見られ、通常寒い時期に流行します。かぜとは違い、ぐったりして水分や食事が摂れないこともしばしばで、また脳炎などの重篤な合併症を伴うことがあります。そのほかかぜとの大きな違いは、キットで迅速に判断できることと、直接ウィルスに効く治療薬があることです。また、ワクチンである程度予防できることも、かぜとは異なります。

かぜの症状のおこる仕組み

かぜ_1

エコチル調査宮城ユニットセンター
小児環境医学分野 藤原 幾磨 教授