【子どもの歯について・3】

子どもの歯について・Q&A

歯Q1

3歳くらいまでの指しゃぶりは赤ちゃんの時のなごりと考え、あまり神経質になる必要はないと思います。
3歳ごろであれば入園や友達との交流をきっかけに止めることもあります。
社会性などが見に付き始め、周りへの興味や他人の目を気にするようになるからです。
オシャレなどに興味を持たせると結果として指しゃぶりなど出来なくなるかもしれません。
5歳以降まで癖として残ると永久歯や骨格への影響もあるので、積極的な介入が必要です。
親以外の大人(歯科医師)に指摘されるだけでも改善する場合もあります。
まず不安のある場合には、かかりつけの歯科医師に相談して下さい。

歯Q2

永久歯が乳歯とは少しズレた場所に生えることは多く、そのままでも問題の無い場合も多いです。
しかし、永久歯が正しい位置に生えることを、残っている乳歯に邪魔される場合もあります。
参考程度の話になりますが、同じ顎の反対側の歯を参考とし、時期が明らかにおくれているようであればかかりつけの歯科医師に相談してみてください。

歯Q3 歯_イラスト2

【磨く子の場合】
前歯<奥歯<、歯の表面<溝<歯と歯の間(歯間)の順にむし歯になりやすくなります。
つまり、磨き残しが多い場所ということなので、仕上げ磨きはそれらを中心に行うことでより効果的なものとなります。

【磨かない子の場合】
子供は親の鏡ともいいます。ご両親はいかがでしょうか?両親が楽しそうに歯を磨いている(磨き合う)のを見せると真似をすることもあるかもしれません。
一方的(義務的)にならないように注意し、お子さんとも磨き合ったりなど、楽しい時間にすることを心掛けてみて下さい。

歯Q4

骨のように「カルシウムをたくさん摂ると歯が丈夫になる」ことはありません。
歯を丈夫にするものとしては、フッ素(服用する錠剤なども歯科医師から処方可能です)が唯一かもしれません。
歯科医師の管理下では、フッ素の過剰摂取による問題はほとんど起こりません。
また、「虫歯に罹りにくい」食習慣(サラダを食べる子ほど虫歯が少ないという報告もあります)を身に付けることも重要です。
砂糖を多く含むお菓子や清涼飲料水(100%果汁やスポーツドリンク含む)の頻回の摂取やダラダラ食べ(特に飴やガム)を避けて、水分摂取は砂糖を含まない水やお茶などを優先しましょう。

 

東北福祉大学 健康科学部保健看護学科
土谷 昌広 先生