【子どもの歯について・1】

歯の大切な役割

食べ物を良く「噛む」こと(咀嚼)により、食事の栄養をより効率良く身体に吸収させることは歯の最も大切な役割です。
良く噛むことが食事の量を減らすことに繋がり、肥満などの予防に繋がることも分かっています。
それだけでなく、「歯ざわり」「歯ごたえ」といった食感を覚えることで、食事をより「美味しく」するためにも歯は重要です。
味覚は成長期に確立するとも言われていますので、良く噛めるお口をつくることは、生涯にわたる豊かな食生活・習慣へと繋がる第一歩かもしれません。
歯は食事だけでなく、唇や舌と一緒に発音にも関わります。歯が抜けた隙間や歯並びに問題が大きいと上手に音を出すことができないこともあります。
笑顔を中心とした。イキイキとした表情をつくるためにも歯を大事にしましょう。

 

 

乳歯の役割と種類

歯_1

乳歯は全部で20本。乳歯が生えることで、物を噛むことができるようになり、顔の形も整います。
子どもにとっては「自分で食べる力をつける」役割も担っています。
順番や時期が異なる場合もありますが、生後6ヶ月~8ヶ月の下の乳中切歯、上の乳中切歯の順に生え、そのあと前から奥へと順に、2~3年かけて生え揃います。
乳歯は、むし歯の進行が早く、この時期のむし歯や歯並びの問題は次に生えてくる永久歯に影響しますので、歯磨きの実践と歯科医院での定期健診を心がけましょう。

 

東北福祉大学 健康科学部保健看護学科
土谷 昌広 先生