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【子どもの咳について】

咳の原因は、様々であることをご存知でしょうか。

咳には、風邪や気管支炎などのウィルスや菌の「感染症」によるものが代表的です。

その他にも、気管支喘息によって起こる咳や、副鼻腔炎(蓄膿症)に伴うものもあります。

また、気道の異物で起こる(口から肺まで繋がっている空気の通り道の途中に、食べ物や細かいオモチャなどが入り込んで生じる)咳や、心因性(ストレスによる)のものなどもあります。

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 咳の種類は、音によって分けられます。

湿性該嗽

湿性該嗽

湿性該嗽

呼吸困難では、このような様子がみられます。

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 観察のポイント

  1. いつ咳をしているか(一日中か、朝晩だけなのか、寝はじめか)
  2. 咳以外の症状を伴っているか(熱・鼻水なども見られるか)
  3. どのような咳か(上記「咳の種類」のうちのどれか)
  4. 咳をする時の呼吸の様子はどうか(上記「呼吸困難」の様子はあるか。息を吐く時と吸う時、どちらの苦しさか)

 

病院にかかる目安

通常の「風邪」であれば、1~2週間すれば回復しますが、3週間以上咳が続く場合には、病院を受診して相談する必要があります。
呼吸困難がみられる時、特に小さいお子様の場合は、呼吸が苦しいことを自分で訴えることができませんので、急いで病院を受診してください。
また夜間に咳込みが数回見られるような時も、診察を受けた方が良いでしょう。
病院では、上記「観察のポイント」の記載を参考に説明すると、より適切な診断に繋がります。

 

エコチル調査宮城ユニットセンター
小児環境医学分野 藤原 幾磨 教授