「発達は追いついていく 口唇口蓋裂児の精神運動発達に関する縦断研究」エコチル調査のデータを用いた研究論文が発表されました。

エコチル調査にご協力いただいている皆さまのデータを用いて書かれた、「発達は追いついていく 口唇口蓋裂児の精神運動発達に関する縦断研究」の論文が、2022年2月15日付で学術誌「European Journal of Oral Sciences」に掲載されました。

口唇口蓋裂は、最も頻度の高い先天異常ですが、成長発育にどのように影響するかを掲示的に追跡した調査はこれまでありませんでした。東北大学病院の土谷忍助教らのグループは、環境省が実施している子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)の約92,000人を対象に、そこに含まれる口唇口蓋裂児(195名)について生後6か月から3歳までの精神運動発達について解析を行いました。その結果、コミュニケーション(1歳半以降)、粗大運動(1歳半~2歳)、問題解決(2歳半~3歳)、個人・社会(6か月と3歳時)で有意に低い点数が示されました。しかしながら、それらの差は成長に伴い減少する傾向が示されました。この点に関して、口唇口蓋裂児に実施される手術歴や言語訓練の効果が考えられますが、治療歴については調査データに含まれていないため、結論付けることはできませんでした。

※本研究の内容は、すべて著者の意見であり、環境省及び国立環境研究所の見解ではありません。

 

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【関連リンク】
発達は追いついていく 口唇口蓋裂児の精神運動発達に関する縦断研究 (東北大学webサイト)