【ビタミンDについて・1】
ビタミンDはホルモンです。
通常私たちの体はビタミンを作ることができませんが、ビタミンDは食事からだけでなく、日光(紫外線)があれば作れます。
ビタミンDは、他のホルモンと同様、受容体に結合して効果を発揮します。ビタミンCやビタミンEなど他の多くのビタミンは、様々な化学反応の補助的な役割をしています。
ビタミンDの合成、代謝および作用
私たちの体に必要なビタミンは、通常食品から得られますが、ビタミンDの供給源は二つあります。
①食事から
②皮膚での紫外線による合成
体に取り込まれたビタミンDは肝臓および腎臓で形を変え、「活性型ビタミンD」となってはたらきます。
ホルモンは受容体に結合して効果を発揮する
ビタミンDは「受容体」に結合することでいろいろな遺伝子の調節をしており、そのはたらく仕組みがホルモン(例えば甲状腺ホルモン)と同じであることから、名は「ビタミン」でも実は「ホルモンである」といえます。
エコチル調査宮城ユニットセンター
小児環境医学分野 藤原 幾磨 教授