【プレスリリース】「母親のアクティブな生活習慣は子どもに影響する 子どもの身体活動促進には妊娠中から身体活動を高めることが重要」
エコチル調査にご協力いただいている皆さまのデータを用いて書かれた、「母親のアクティブな生活習慣は子どもに影響する 子どもの身体活動促進には妊娠中から身体活動を高めることが重要」の論文のプレスリリースが配信されました。
俗に「子どもは親の背中を見て育つ」といいますが、どうなのでしょうか。
東北大学大学院医学系研究科運動学分野の門間 陽樹准教授、大学院生山田 綾、永富 良一教授(現・産学連携機構)、エコチル調査宮城ユニットセンターの大田 千晴教授らのグループは、宮城県の母子を妊娠確認時から追跡したデータ(1067組)を分析した結果(図1)、妊娠前から産後5.5年の身体活動レベルが最も高い母親のグループの子どもは、最も低い母親のグループと比較して、身体活動レベル(注1)が高いと判定される確率が3.72倍高いことが示されました(図2)。子どもの身体活動不足は小児肥満や体力不足をきたす一因であり、本知見は妊娠期から育児期における母親の身体活動を高めることが、子どもの身体活動に好影響を及ぼす可能性を示す成果です。
本研究成果は、2024年7月20日にJournal of Epidemiology誌のオンライン版に掲載されました。
※本論文に示された見解は著者自らのものであり、環境省の見解ではありません。また、この研究をもって妊娠中のアクティブな生活習慣を推奨するものではありません
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母親のアクティブな生活習慣は子どもに影響する 子どもの身体活動促進には妊娠中から身体活動を高めることが重要
(東北大学医学部webサイト)