「受動喫煙対策は妊娠高血圧症候群にも重要」エコチル調査のデータを用いた研究論文が発表されました。
エコチル調査にご協力いただいている皆さまのデータを用いて書かれた、「受動喫煙対策は妊娠高血圧症候群にも重要 社会全体でみると受動喫煙による影響は、妊婦さん自身の喫煙による影響より大きい」の論文が、2022年2023年2月3日午前10時(日本時間)にHypertension Researchに掲載されました。
東北医科薬科大学医学部衛生学・公衆衛生学教室 目時 弘仁(めとき ひろひと)教授らのグループの研究によると、受動喫煙にさらされている妊婦さんは妊娠高血圧症候群発症リスクが高くなっており、妊婦さん全体に及ぼす受動喫煙の影響は妊娠高血圧症候群全体の3.8%と、妊婦さん自身の喫煙が及ぼす影響の1.8%と比較しても大きいものとなっていました。
本研究は妊婦さん自身の喫煙対策ばかりではなく、妊娠の可能性がある女性が周囲にいる場合の受動喫煙対策も重要なことを示した重要な報告です。
※本研究の内容は、すべて著者の意見であり、環境省及び国立環境研究所の見解ではありません。
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